2009年8月14日金曜日

福岡:マボロシの戦闘機「震電」のプロジェクトと「ギンギラ太陽's」公演



終戦直前に画期的な戦闘機として開発され、困難を乗り越え実戦へ出る直前に終戦で解体された、まぼろしの「震電」。
この震電を、テーマに中ハシ克シゲさんと地元ボランティアが取り組んだプロジェクトが2006年に開催された。
8/11-16まで福岡市美術館では その記録展を開催中。



あわせて、かぶりものデパートキャラでブレイクした地元人気劇団「ギンギラ太陽's」が、震電をテーマにした芝居を上演中。
<ギンギラ太陽's 翼をくださいっ!外伝 幻の翼・震電>
同美術館講堂にて。

大塚ムネトさんの脚本は、下調べをみっちりしていて、歴史事情とそこで生きるひとたちの姿が浮かび上がってきます。
かぶりもの=ふざけているわけではない、人間なのか建物なのか道具なのか、なかなかあるいみシュールです。

いずれも最終日となる8/16には、3年越しでプロジェクトを「完結」させるためのイベントがおこなわれる予定。

*震電プロジェクト ブログ
http://j7w1.exblog.jp/

*ギンギラ太陽's 公式サイト
http://www.gingira.com/

写真は本編が始まる前の前座的撮影タイム



その他の撮影タイム写真こちら: flickr(開演前に、恒例で撮影会をしているそうです)
http://www.flickr.com/photos/ohaz88/sets/72157621907976717/


(文責miyamoto)

2009年8月11日火曜日

北九州:美術館、ギャラリー、オルタナティブスペースなど

この秋、二度目の国際ビエンナーレを予定している北九州。
おもなアートスポットをご紹介します

この市は、五市合併(門司、小倉、八幡、戸畑、若松)して出来た街で、それぞれが都心ともいえる仕組みになっています。
新幹線の駅があり、中心と言われるのは小倉ですが、
八幡製鉄所がある八幡は、いまでも、この街の文化的な動きにおおきく関わっていますし、
レトロ観光地として再生している門司は、港街として独自の歴史と特徴があります。

車以外の手段でこれらの街を移動するのが なかなか難しいのが
キタキュウシュウのアートスポットめぐりを やや面倒にしています。

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【小倉】
*GALLERY SOAP
JR小倉駅から徒歩数分圏内にあるギャラリー&カフェ。
若い世代には現代アートのギャラリーというより、ライブスペースとして受け止められているかも。
映像系のイベントも多い。
キーパーソンは アーティストの宮川敬一。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~soap/


*北九州市立美術館 分館
リバーウォーク北九州内にある、市立美術館の分館。
商業施設内にあるということを意識した企画。

※なおリバーウォーク北九州内には西日本工業大学があり、
北九州国際ビエンナーレとの関係も深い

*リバーウォーク北九州
商業施設、アミューズメント、文化などの総合施設。小倉城脇。
http://www.riverwalk.co.jp/index.php


*画廊リブ
小倉では老舗の画廊でコンテンポラリー系も開催。
やっぱり公式サイトはなし、、、
※所在地
http://www.e-shops.jp/local/lsh/an/40/6948052.html



【八幡】
*旧百三十銀行ギャラリー
長く現代アートの拠点として親しまれてきたが
09年度は指定管理者からAIK(後述)がはずれ、情報発信がわかりづらくなった。
http://130gallery.jp/

※2008年度までの旧百三十銀行ギャラリーについてはコチラ
http://gallery130.jp/


*CCA北九州
現代アートを教える組織として国内外で注目されている組織。1997年5月開設。
国際的な作家をよぶ個展シリーズは レベルが高いが、近所でなければ行きづらい日程に組んであるのがいつも悩ましい。
最近はレクチャーシリーズを開講して人気を集めている。
http://www.cca-kitakyushu.org/jp/index.html


*千草ホテル
八幡を代表するホテル。
現代アートをあつく支援する。
ホテル内にもコレクション多数。
http://www.chigusa.co.jp/


*八万湯プロジェクト
労働者の共同浴場をアートスペースに改装。
しばらく(7〜8年?)動きが見られなかったが
最近 イキを吹き返したらしい。
http://ameblo.jp/hachimanyu/



【戸畑】
*北九州市立美術館 本館
近現代アート屈指のコレクションをもつ、磯崎新設計の美術館。
学芸員問題で揺れたいきさつがあり、企画展はまだあまり元気がなくみえる。
ファンとしては、コレクションの管理状況がとても心配
http://kmma.jp/

北九州市立美術館の学芸員問題については
引用できる記事が 削除されているようなので 同市市議のブログを引用します。
http://blogs.yahoo.co.jp/masanobuooishi/54280325.html
そのほか、岩淵 拓郎さんのブログなど、検索するといくつか個人のブログは出てきます
http://www.mediapicnic.com/hibikate/archives/2007/10/kmmaowata.html


【門司】
*出光美術館(門司)
日本の書画、中国・日本の陶磁器が中心のコレクション展示。仙厓義梵の書画が有名
(福岡市内にあった福岡分館が門司に移転した:2000年)
http://www.idemitsu.co.jp/museum/moji/index.html


*旧JR九州本社ビル
北九州国際ビエンナーレの会場がJR門司港駅の近くに。



【NPO】
*AIK(特定非営利活動法人アートインスティテュート北九州)
北九州国際ビエンナーレの中心団体。
http://a-i-k.jp/


*創を考える会・北九州
2004年に設立。
「街じゅうアート」というプロジェクトやワークショップなどを実施。
http://www.sohkai.or.jp/


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以上 文責はmiyamotoでした。
修正したときは 明記します。

2009年8月10日月曜日

福岡:「ママとこどものアートじかん」こんどは「こどもともとこども」参加企画

こどものためのアートプロジェクト、ではなくて
こどもをもつママのためのアートプロジェクトとして
注目をあつめる「ママート」=ママとこどものアートじかん、は
最初のレクチャーシリーズを終え、
つぎは まちへと くりだします!

以下ご案内より

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乳幼児をもつママたち向けの
アート講座やイベントを企画する
「ママとこどものアートじかん」。
http://www1.bbiq.jp/mom-art/

8月17日から30日まで、
今泉のおしゃれなショップや
カフェが集まる大竹アパートとコラボ企画をします。

ママ向けではありますが
ママ限定ではありませんので
どうぞご覧ください

「こどもともとこども」参加企画
「路地で出会うアートなじかん」

●参加作家
オーギカナエ、瀬戸口朗子、田中千智、井上絢子

●場所 大竹アパート (福岡市中央区今泉1-18-48)

●会期 2009年8月17日(月)〜8月30日(日)
*各店舗でオープンアワーおよび定休日が異なります
詳しくはHPをご覧ください

http://www1.bbiq.jp/mom-art/ohtakeapkikaku.htm

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元気な福岡のママたちが増えますことを!

(miyamoto)

北九州国際ビエンナーレ2009「移民」:トークセッション-2 岡村淳 上映会+トークショー

なかなか情報がわかりづらい、北九州の例のビエンナーレ。
8/21に 上映会とトークショーだそうです。


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北九州国際ビエンナーレ2009「移民」トークセッション-2
岡村淳 上映会+トークショー

上映作品:郷愁は夢のなかで
1998年初版制作・2001年改定版制作/155分
(初版タイトル「郷愁は夢のなかで ブラジルに渡った浦島太郎」)

制作協力:細川周平  
制作・構成・撮影・編集・報告:岡村 淳

1992年、ブラジル各地の旅を続けていた岡村は、アマゾン源流のマットグロッソ州の町で、不思議な老日本移民の噂を聞く。その人は世間との付き合いを絶ってひとりで掘立て小屋に暮らし、自分のオリジナルの浦島太郎の話を創作し続けているという。ぜひその話を聞きたいと願った岡村は、すでに消息を絶っていたその日本人・西佐市さんの居所を訪ねあてる。西さんは浦島太郎の語りを披露することを拒むが、岡村の度重なる訪問に、カセットテープに語りを吹き込むことを約束してくれた。岡村に託されたテープには、西さんの故郷と肉親への熱く複雑な思い、そして死生観から環境問題までが盛り込まれており、深く岡村の心を打った。そして西さんは再び消息不明になってしまう。西さんは田舎町の老人ホームで亡くなっていた。岡村はわずかな遺品を手がかりに、ブラジルで、そして故郷の鹿児島で西さんを知る人を訪ねて、西版浦島太郎の背景を探っていく…。何かに突き動かされるように作った岡村初の長編自主制作ドキュメンタリー。

記録映像作家:岡村淳プロフィール
1958年11月7日、東京目黒区に生まれる。
1982年日本映像記録センターに入社。「すばらしい世界旅行」「知られざる世界」(日本テレビ)の番組ディレクターを務め、ブラジルを始めとする中南米を主に取材。
87年、フリーとなりブラジルに移住。
ブラジルの日本人移民、そして社会・環境問題をテーマとした作品の制作を継続中。

日時:2009年8月21日(金)19:00時〜

場所;ギャラリーSOAP

入場料:1,000円(1ドリンク付)

ゲスト:岡村淳(ドキュメンタリー作家・サンパウロ在住)

主催:北九州国際ビエンナーレ2009実行委員会
AIK (NPO法人 アートインスティテュート北九州)

問合せ Tel: 093-551-9977
E-mail: info@a-i-k.jp

GALLERY SOAP
〒802-0004 北九州市小倉北区鍛冶町1-8-23 2F
Tel: 093-551-5522
e-mail: info@g-soap.jp

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*公式サイトはたぶんここなのですが、、、
http://artonline.jp/

長崎・波佐見:モンネポルトのお盆は「盆っ!!弾丸ルーキーズ」ライブ、らしい

*公式サイト
http://monne-porte.jugem.jp/


陶器のまち、波佐見の陶芸工場跡を使ったアートコンプレックススペース、モンネポルト。
かなりかっこいい雑貨の店、カフェ、そしてギャラリースペースが隣接しています。
アーティストのススキジュンコさんがキーパーソン。

ドライブで遊びに行きたいですな〜


(miyamoto)

PhotoRepo:熊本・河原町アートの日 (2009/Aug/9)

熊本市中心部からほどちかい、繊維問屋が集まっていた一角らしき、その不思議な商店集合体。
店が寄り添って、いきものみたいな路地になっています。
3年続いているという、アートの日(毎月第2日曜)
GALLERY ADOの黒田さんが核になっておられるようです。

今回は熊本ゲンビで展覧会に参加している大巻伸嗣さんが、あのシャボン玉マシーンをもって登場。トークも開催。
暑くて熱かったですね〜














その他の写真
http://www.flickr.com/photos/ohaz88/sets/72157621996377276/

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2009.7.31付け紹介記事はこちら
http://artmaniafukuoka.blogspot.com/2009/07/89.html
(miyamoto)